“芸歴16年以上”の漫才師だけが挑めるバトル、それが THE SECOND。
2025年大会も激アツな8組がファイナルに名を連ねた。
爆笑だけじゃない、「覚悟」と「魂」がにじむ舞台。
ここでは、各コンビの魅力と“今なぜ彼らなのか”を熱く分析していく!
🥇ザ・ぼんち 〜伝説が、今なお進行形〜
昭和のお笑い黄金期「漫才ブーム」の申し子が、令和の今、ふたたび最前線へ――。
ぼんちおさむと里見まさと、結成は1970年代。テレビに出れば視聴率が跳ね、ギャグ「おさむちゃんで〜す」は社会現象に。
でも彼らは過去の栄光だけでここに来たわけじゃない。
今回のTHE SECOND、彼らの漫才は「今の空気で、ちゃんと笑わせる」という強さがあった。
古臭さがない。ベテランの“間”と“緩急”は、逆に新鮮。若手とは違う温度で、会場を爆笑させるその力――それこそが“熟成された漫才”。
THE SECONDがこの大会を作った意味のひとつが、彼らにあると思っている。
🧠囲碁将棋 ― 精密で構築美あふれる漫才の職人
漫才というより“言葉のアート”。構成の美しさ、ワードのひねり、論理の伏線回収…観客の知性を信じる芸人とでも言いたくなる。
爆発力より“じわじわ効く笑い”。THE SECONDでは、こうした「味わい系」の強さが際立つ。
🌪はりけ〜んず ― 中堅の底力が炸裂!
ベテランだけど、どこか“中堅の勢い”を持つコンビ。
爆発力・勢い・昭和テイストの熱気を併せ持つ。
2025のステージでは、まさに“昔ながらの王道漫才”で勝負していて、それが逆に新鮮だった。
ベタって、やっぱ最強なのかも。
🧢金属バット ― 異端から本流へ
“クセ者”という印象が強い金属バット。だが、もうそんな枠じゃ語れない。
「ちゃんと漫才してるのに、ちゃんと尖ってる」という稀有なバランス。
語彙の力とスピード感、毒と知性――2025年、彼らはTHE SECONDで“誰よりも現代的”な笑いを見せていた。
💥モンスターエンジン ― 技術と爆発力の融合
“神々の遊び”だけじゃない。彼らは本気の漫才師だ。
西森の構成力、大林のタイミング、その合わせ技は「完成された舞台芸術」に近い。
THE SECONDではベテランの余裕と進化を見せつけた。
🌀ツートライブ ― 地に足ついた“王道×変化球”
関西の劇場を支えてきた2人。クセがないようで、実は“地味ウマ”なボケと展開力が持ち味。
バカバカしいことをまじめにやるスタンスが、THE SECONDでじわじわ評価されている。
🤜マシンガンズ ― 社会派漫才の異端児
ゴミ清掃員としての活動でも知られる滝沢を筆頭に、“社会派漫才”で注目。
笑いながら考えさせる。「ネタに魂がある」とはまさにこのこと。
THE SECONDという“地肩の強さ”が試される大会にふさわしい存在だ。
🧂吉田たち ― 双子の掛け合いが光る職人系
完全に阿吽の呼吸。双子ならではのテンポとズレの妙がクセになる。
「ふつうのことを、面白く話す」その技術がTHE SECONDで一段と研ぎ澄まされている印象。
しゃべりだけで勝負できる強みを持った実力派。
🎯総評:THE SECONDは“芸歴”じゃない、“積み重ねの重さ”で戦う大会
この8組は、単に芸歴が長いだけじゃない。
“売れない時間”“劇場での戦い”“バイト生活”をくぐり抜けてきた者だけが持つ重みを背負ってる。
その覚悟が、舞台上の笑いに結晶化していた。
THE SECONDの意義が、本当にわかる大会だった。
そして今年は――ザ・ぼんちが全てをかっさらっていくかもしれない。
昭和が、今の笑いのど真ん中に返ってきた。それが何より熱い!
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